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院長ブログ

ブリッジを支える歯が折れてしまった

左上のブリッジがぐらぐらするとのことで来院。

ブリッジが動揺していたので外してみると支台歯に破折線が見つかりました。

保存は不可能。保険では入れ歯になってしまいます。

また歯が折れたり、抜くことになったら嫌だということで患者さんはインプラントを選択。

CTや歯周検査等の事前診査の結果抜歯即時埋入を行うことにしました。

左上3はルートメンブレンテクニックを考えましたが歯周組織の損傷により諦めました。

前もって製作しておいたプロビジョナルレストレーション(仮歯)を参考に、埋入位置の決定。

犬歯は長く、埋入が難しいのでセミルーナーフラップ(半月状に歯肉を剥離)を行って直視できる環境で埋入を行いました。

その時に左上3の根尖病巣や不良肉芽を徹底して掻爬しました。

この技術は先に受講しましたFIDIセミナーにて習得した技術を用いております。

左上5はルートメンブレンテクニックを用いて抜歯即時埋入を行っています。

今回はサージカルガイドは使わずにフリーハンドで埋入を行っていますが長年の経験と技術によって深さ、方向とも理想の位置に埋入されているのがわかります。(23,25に埋入したインプラントは互いに軸が平行、埋入の深度が揃っています)

術前口腔内写真正面観
術前口腔内写真側面観
術後口腔内写真正面観
術後口腔内写真側面観

抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯即時埋入は患者さんの負担も少なく、その日のうちに歯が入るので患者さんのQOLに貢献し、大変喜ばれるとてもいい治療法です。

そして早期に最終補綴物が入ります。通常術後4週で治療が終了します。

(仮歯で1か月ほど過ごしたのちジルコニアクラウンブリッジに置き換えます。)

これが抜歯後骨ができるまで待機してインプラントを埋入する方法だと(待時埋入といいます。)、最終補綴物を入れるまでに数か月余計に時間がかかってしまう時間的ロスとその間に骨が吸収され審美性が悪くなるデメリットがあります。

私はケースバイケースですが条件がそろっていれば抜歯即時埋入を選択します。

今後は抜歯即時埋入に関するインプラント学会での発表に向けての準備、また現在日本口腔インプラント学会専修医(認定医)ですが更なる上の専門医取得へ向けて努力していきます。

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